限界がくる前に転職
睡眠時間が足りないと「うつ病」になるかもしれません
十分な睡眠時間を確保することは、健康的な生活を送るために不可欠なことです。例えば睡眠不足と「うつ病」は深く関係していると言われています。睡眠時間が5時間を切ると、うつ病になる危険性が高くなると言われています。一般的に理想的な睡眠時間が7.5時間と言われる中、5時間を切ってしまうくらい睡眠時間が削られてしまうのはなぜでしょうか。ほとんどの場合、勤務している会社の影響ではないでしょうか。通勤時間が長い、仕事量が多い、残業が恒常化している、人手不足のため休日出勤が当たり前など、睡眠不足になりやすい職場の条件があります。もしもこの中のいくつもの条件が当てはまる人は、きっと睡眠時間が短く、うつ病の予備軍になっている人でしょう。
お金だけでは人は長く働けません
例えば外資系の企業の中には、年収1千万円以上を稼ぐことができる職場も少なくありません。しかしこのような企業に勤めている人の離職率は、10年以内で9割というデータもあります。仕事量が多く、持ち帰りの仕事も多く、休日出勤や残業が当たり前の職場では、睡眠時間が削られていきます。いくらお金をたくさんもらっても、満足な睡眠時間が取れない状況では、10年以上働き続けられる人がほとんどいないのです。もしこのような企業で働き始めた時が20代で、体力があり気力が充実した状態なら仕事を続けることができるかもしれません。しかし40代になった時に、同じように働き続けることができるでしょうか。40代になったら管理職になるなど、違った働き方ができるような企業なら良いかもしれません。しかし同じように定年まで働かなければいけない場合は、いつまでその会社で働き続けることができるでしょうか。
転職も視野に入れましょう
睡眠不足とうつ病の関連性を話しましたが、それ以外にも睡眠不足による弊害はたくさんあります。睡眠不足で作業をすることで重大なミスをしてしまったり、事件を起こしてしまうかもしれません。仕事で満足なパフォーマンスが発揮できなくなり、必要な戦力から外れてしまうかもしれません。危険な機械を使っている職場では、障害が残るような事故を起こしてしまう可能性もあります。うつ病以外の病気、例えば脳卒中などになってしまう可能性もあります。一時的に年収が高くても、割に合わないような状況に陥るリスクがあります。睡眠時間が満足に取れない職場で働いている人は、将来の自分が同じように働けるかを考えましょう。さらに事故や病気のリスクを負ってまで働き続ける価値があるか考えてみましょう。「割に合わない」と思ったら、すぐにでも転職を考えるべきでしょう。そして満足な睡眠時間を得て、最高のパフォーマンスを発揮しながら健康的に仕事ができる環境で働きましょう。